太陽の光の筋

ふと思った事。

普段富士山を撮る場合、

日中の晴天の中で明るさは十分、

遠くの富士山を撮っているのだから、

F値を最小にして撮る必要もないのでは?

と思った。

 

2人以上の人物を撮った際に、F値を最小にしてピントの合う範囲が小さい設定のママ撮影してしまい、1人はピントが合っているのに他の人は少しボケて写ってしまうことが多々あった。

一眼レフの醍醐味はボケでしょ!

という素人考えで、F値を最小のままという短絡的な話である。

今となっては、集合写真の際はF値を少し上げて撮る方が良いのではないかと考えている。もう少し早く気付けば良かった。

もしかしたら、オートフォーカスの種類も関係あるのかもしれない。それはまたどこかで勉強しよう。

 

という訳で、ボケを意識しない風景写真などはF値を大きくしてもいいのではないかという素人ながらの思い付きである。

そこでいつもブログに上げている富士山の構図で試してみることに。

 

思い切ってF値を22に!えいっ!

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なんじゃこりゃ!?

思ってもみなかった写真になった。

太陽の中心から光の筋が伸び、きらきらと光の粒が!

なんかすごくない!(ド素人の感想です)

 

 

試しに次は、F値10!

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あら?

ちょっと筋が弱まったかしら。

 

 

ではでは、次はF値6.3!

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お!なんか綺麗。

きらきら光の粒はなくなった。

 

 

最後は最小のF値3.5!

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あら、筋がなくなった。

 

光の筋について、そのあとはシャッタースピード(光の量)が影響を及ぼしているのか?と思い、試してみたけど結果はあまり変わらず。

F値が光の筋に影響しているようだ。

 

自宅に戻り、いろいろ調べてみた。

すると光の筋は「光条」または「光芒」(こうぼう)と言って、F値を絞ると撮れるみたいだ。

F値を絞るということは、数枚の絞り羽根という部品がレンズの中にあり、その羽根がぎゅーっと絞られ、センサーに入る光の量を減らす仕組みだそうだ。

その羽根の影響で筋ができる。

筋の数が偶数なら、絞り羽根の枚数は同数に、

奇数なら、その1/2の数が絞り羽根の枚数ということ。

 

今回は、14本。

絞り羽根の数は7枚ということになる。

 

中々、面白い発見だった。

 

そして、一番最初の画像に出てきた光の粒々についても、原因が分かってしまった。

 

なんと、レンズに付いたチリやホコリなどのゴミだって。

 

 ゴミ。

 

レンズの手入れをしない自分。

キレイキレイと踊っていたが、ゴミだったとは。

 

しっかりレンズもお手入れしないと。

折をみて、カメラのお手入れについても勉強しよう。

 

参考HP:【光条撮影】太陽をダイヤモンドのように輝かせて撮影する、設定のコツ | studio9

 

各写真の設定

1. Tv 1/80 , Av 22 , ISO100 

2. Tv 1/400 , Av 10 , ISO100

3. Tv 1/1250 , Av 6.3 , ISO100

4. Tv  1/2500 , Av 3.5 , ISO100

WB 白熱電球(3200K)